『定期テストは50点で良い』
勉強が得意でない中学生や特定の科目が苦手な中学生にたまに言うことがあります。
基本的に中学の通知表は3でキープするか、4以上を狙っていくかの2択だと思っています。
その『3でキープ』の目安として『定期テストで50点』という話をします。
定期テストの平均点は60点前後と言われています。
そのため、50点取れていれば余程のことがない限り3がもらえます。
40点でも3がつくことはありますが、ちょっと危ないなという印象です。
このようなことが『定期テストは50点で良い』と考えられる理由です。
では、もう少し戦略的に考えてみましょう。
見方によっては『60点よりも50点の方が優れている』ということも言えます。
例えば、すべて平均的な生徒はこんな感じです。
科目 | 点数 | 通知表 |
英語 | 60 | 3 |
数学 | 60 | 3 |
国語 | 60 | 3 |
理科 | 60 | 3 |
社会 | 60 | 3 |
合計 | 300 | 15 |
ここで、合計点の300点を変えずに『50点理論』を応用して成績を特化していきます。
そうすると以下のような感じに。
科目 | 点数 | 通知表 |
英語 | 75 | 3~4 |
数学 | 75 | 3~4 |
国語 | 50 | 3 |
理科 | 50 | 3 |
社会 | 50 | 3 |
合計 | 300 | 15~17 |
75点という数字は、平均点次第ではありますが、通知表で4が狙える数字です。
以上のように成績を特化すれば、合計点の300点を変えずに、通知表を最大で2上げることができます。
このような『選択と集中』も時には必要な考え方です。
基本的には成績は科目ごとに評価されます。
したがって、合計点を上げることよりも、科目ごとに特化して考えることが重要です。
もちろん、合計点を上げていくことも重要です。より一層、戦略の幅が広がります。
短期的に通知表を上げたいと考えた場合、『選択と集中』の考え方も必要になってくるということです。
以上、『定期テスト50点理論』とその応用でした。
ちなみに、高校生の場合は『定期テスト70点理論』になりますかね。
おおよそ70点以上で評定4がもらえると思います。