今回は、スマホの使用時間と学力についてです。
結論から言います。
スマホを1日3時間以上使用すると脳が壊れる
1日2時間以内が好ましい
この件に関しては書籍もありますし、以下のようなネット記事にもなっています。
ざっくり言えば、スマホを3時間以上使用していると、成績が平均未満になるということです。
これは、勉強時間に関係なくです。
つまり、どれだけ勉強しても、スマホを3時間以上使用するだけで全てムダになります。
成績が保たれているのはギリギリ2時間以内までかなと思います。
今回は、上記の記事を参考に、スマホの長時間使用の影響をお話していきます。
睡眠時間の減少
スマホの長時間使用によって、睡眠時間が減少する可能性があります。
単純に睡眠時間が減ったり、ブルーライトの影響で寝つきが悪くなったりするからです。
基本的には、記憶は睡眠によって定着しています。
さらに、睡眠時間が短いと、脳の記憶領域である海馬の成長も阻害されます。
睡眠時間の減少は、短期的・長期的に記憶力を低下させるのです。
寝る子は育つってマジで真実…
スマホの長時間使用によって、睡眠時間の減少を招く可能性が高まります。
そのことにより、学力が低下しているケースは多々ありそうです。
しかし、上記の記事によると、どうやらそれだけでも無いようです。
睡眠時間・勉強時間が十分でも、スマホを長時間使用する生徒の成績は平均未満になっています。
つまり、スマホを長時間使用すると、どれだけ寝ても勉強しても成績が上がらないということです。
この辺はまだまだ研究段階のようですね。
集中力の低下
スマホと集中力について、別の調査でこんなものがありました。
スマホを手元(机上)に置いて勉強すると成績が下がる
別に勉強中にスマホをいじっていた訳ではありません。
ただ、スマホが近くにあるだけで、学習効果が下がるという調査結果です。
友達からの連絡・SNSの通知などが気になり、集中力が下がるとのことです。
当然と言えば当然ですね!
例えば、スマホをいじりながら勉強したとします。
そんな勉強で内容がしっかり身に付くなんて到底思えませんよね。
スマホを近くに置いているだけで、似たような状況になっているということです。
スマホを長時間使用する生徒は、スマホが手元にある場合が多いです。
つまり、常に集中力が低下した状態で勉強していることになります。
そんな状態では、いくら勉強してもなかなか結果には結び付きません。
やはり勉強をする際は、スマホから距離を置く必要がありますね。
スマホ脳疲労
スマホの使用時間の内訳は、各種SNS・動画視聴などが多いです。
あとはゲーム…
これらに共通するのはフロー型メディアだということです。
フロー型メディアというのは、その名の通り、情報が流れていく(flow)メディアのことです。
フロー型メディアに触れていると、どんどん情報が流れてきます。
近年では、AIの発展もあり、興味のある情報をどんどん提案してきます。
SNSの沼は、より深くなったと言えるでしょう。
フロー型メディアに触れていると、大量の情報で脳内があふれてしまいます。
言うなれば、脳内がゴミまみれの状態です。
正直SNSの情報なんて、ほとんどゴミみたいなものですからね。
結果的に、脳が疲労してしまい処理能力が落ちます。
さらに、以下のような記事も見つけました。
私としては、非常に納得できる内容でした。
スマホによる学力低下の直接的な原因に近いのではないでしょうか。
スマホの長時間使用により、浅く考える習慣がついてしまうのです。
その結果、深く考えることができなくなってしまいます。
スマホの長時間使用は、処理能力の低下・思考力の低下を招くのです。
スマホとの向き合い方
スマホは現代の麻薬である
それくらいの意識で向き合った方が良いと思っています。
もちろん、基本的には便利なものですし、法律でも禁じられていません。
だからこそ、各々がしっかり向き合う必要があります。
大学受験が終わるまでは、各家庭である程度ルール設定が必要だと感じています。
基本原則としては、場所・時間・アプリでしょうか。
例えばこんな感じです。
- スマホの使用はリビングのみ
- スマホの使用は22時まで
- アプリのインストールは許可制
意外と場所の制限は有効だと思います。
ブラックボックスを作ってしまうと、何が起きているかわからないですからね。
おそらく『既にやってる』というご家庭も多いと思います。
それだけ、スマホの扱いが難しくなってきたということですね。
結局は自制できる子が一番優秀ですね…
気になることがある方は公式LINEから