速読と精読と長文許容量

勉強のコンテンツの中に、速読〇〇みたいなものって結構多いですよね。

速読は、その名の通り文章を速く読むスキル全般のことを言います。

近年の入試問題は文章量が増加傾向にあるので、速く読めるに越したことは無いです。

塾長

全教科の問題が長文化…

しかしながら、前提はあります。

それは『正確に読める』ということです。

個人的には、まずは精読が重要だと思っています。

精読とは、細かい部分にも注意して、正確に読むことです。

文字通り、読解の精度を上げるということですね。

精読をしていくには、文法的な知識はもちろん、単純な語彙力も必要になります。

文章を読んでいてわからない言葉があれば、常に調べるくらいの意識が重要です。

自分の知らない言葉が多い文章は、なかなか頭に入らないですからね。

あと、速読や精読以外の要素として、長文許容量的なものがあると思っています。

長文許容量というのは、各々の脳が耐えられる限界の文章量のことを言います。

塾長

そのように定義します!

例えば、文章が長くなると、内容が頭に入りにくくなります。

それは、長文許容量の影響によるものです。

自身の許容量を超えた文章を頭に入れると、処理能力が落ちてしまうのです。

結果的に、読解の精度が落ちることになりますね。

速読は非常に有用なスキルなのは間違いありません。

しかし、その前段階として、読解の精度と長文許容量を上げることが重要です。

速読というのは、精度と許容量ありきのスキルだからです。

長い文章を十分な精度で読解できるようになった後に、読む速度を上げていけば良いのです。

速読ありきで考えるとうまくいかないように思います。

いくら速く読んでも、内容が理解できないのであれば意味ないですからね。

塾長

入試本番ではバランスも重要…

まずは、ゆっくりで良いので『正確に』読む練習をしていくことが大事です。

そして、読む文章を少しずつ長くしていくことです。

そうしていくと、自然に『速く』読めるようになっていることが多いです。

何事も、スキルの前に基礎体力をつけることって重要ですからね。

塾長

勉強も運動も芸術も同じ!

読解においては、読解精度と長文許容量がフィジカルです。

まずはフィジカルトレーニングから始めましょう。

生徒

筋トレ嫌いなんだよな…

塾長

貧弱!貧弱ゥ!

気になることがある方は公式LINEから

友だち追加

こちらのコラムもおススメ