今回は高校数学の勉強方法についてお話します。
主に普段の予習・復習の方法についてです。
特に予習の方法や、学校の授業が分からなかった場合の対処方法についてお話します。
基礎中心の定期テストに向けたもので、受験対策とは性質が異なります。
ただ、受験対策前の基礎固めをする場合は参考になるかもしれません。
予習について
予習は基本的には教科書を使います。
手順はシンプルです。
- 公式を確認する
- 例題を読む
- 例題を参考に練習問題を解く
おそらく公式や例題の手前に割と長い前置きがありますが、そこはスルーします。

読みたい人はお好きに…
まずは問題の解き方をしっかり習得することが重要です。
もし例題が理解できないようでしたら、学校の授業で確認する感じになります。
基本的にはこの流れが理想的ではないかと思います。
ただ、実際に予習している生徒ってほとんどいないような気がします。
そして、よくわからないまま授業だけが進んでいくのです。
授業が分からない場合
予習なしで授業を受けて、内容が理解できなかった場合の対処方法です。
上記の予習の手順を復習として実行します。
意外と教科書ってわかりやすいです。
自分のペースで例題を読めば理解できることも多いですよ。



授業中だと先生のペースで進みますからね…
実際には授業はプリントで、問題集だけ使っているみたいなケースも多いです。
『教科書って結構わかりやすいのに勿体ない』と個人的には思っています。
よくわからないけど問題集だけとりあえず周回してるみたいな生徒も多いですよね。
原則として演習の前に、基本の理解は必須です。
教科書等で基本を理解した後で、演習を開始した方が最終的な効率は良いです。
そんな感じで教科書をうまく活用することが高校数学のポイントかなと思ってます。
問題演習について
基礎が大丈夫そうなら、あとは問題演習をするのみです。
目安としては3周目までに問題集を完成させたいですね。
- 1周目は普通に全部解く
- 1周目でダメだった問題を、2周目で潰していく
- 3周目で最終的な仕上げ
問題演習の際には、教科書レベルを超えた問題も出てきます。
初見では対処できないことも多いです。
そんな問題はまずは解説を読んで理解する。
すぐにその場で解き直す。
ちなみに、赤ペンで答えを写しても意味ないですからね。
シャーペンで一から全部解き直すこと。
問題の全体像をイメージして、最後まで解き切ることが重要です。
受験勉強の前に
数学の受験勉強を始めたいけど基礎がごっそり抜けている
そんな場合も教科書って結構便利です。
公式と例題を確認していくことで、ちょうど良い復習になります。
基礎をしっかり補強した後で、受験用の問題集を進めた方が吸収も良いですよね。
復習としてチャート式をやろうとしたけど全然手が出ない
みたいな場合は教科書まで戻りましょう。
ワクベスの授業では
ワクベスの授業では、上記の教科書を使った予習をそのまま実施しています。
公式と例題を解説して、練習問題を解いてもらう。
そんなシンプルな授業です。



難しい単元はじっくり解説!
しかし、ほとんどの高校生は予習してないと思うので、結構効果あります。
教科書レベルの内容をわかった状態で、学校の授業を受けることができますからね。
標準的なペースだと、1回の授業でテスト範囲の半分くらいの予習を進めます。
予習が十分進んだ場合は、問題演習や他教科のフォローに入ります。
そんな感じで、定期テスト対策向けの授業を実施しています。