高3記述模試の数学にて

高3生が夏に受けた、第2回全統記述模試の結果が返ってきました。

その中で数学がなかなかの結果だったのでご紹介します。

点数　67/100

偏差値　63.8

この生徒は中1からずっと指導している生徒で、元々は通知表オール3くらいの生徒です。

愛知全県模試でも5科で偏差値50を切っているくらいでした。

そんな生徒がこの時期の全統記述模試で、数学の偏差値60オーバーってなかなかのことです。

看護学科志望でⅠ型受験なので少し難易度は低いのですが、それでも十分な成果です。

この生徒はいったいどんな数学の勉強をしていたのか。

答えはシンプルで、学校配布の問題集(3トラ)をひたすら周回していました。

おそらく4～5周くらいしているのではないでしょうか。

最初の1～2周はわからない問題を私が解説することもありました。

それ以降は、自学で演習を繰り返し、解き切れない問題を潰していきました。

あとは、入試レベルの問題集にも適度に挑戦して、力を試すみたいな流れです。

今回のポイントは2つあります。

1つ目は、自学で演習を進められる状態が出来上がっていたことです。

基本的には授業を受けただけでは成績は上がりません。

演習して自分の中に落とし込むことによって、テストでも点数が取れるようになります。

その演習の時間がしっかり取れていたことが、今回の成果につながりました。

2つ目は、問題集を絞って基礎を徹底したことです。

受験勉強をする際に、いろいろな問題集に手を出すことはお勧めできません。

まずは目の前の問題集をしっかり仕上げることが先決です。

現状に合った問題集から始めて、基礎を完璧にしていくことが次につながります。

今回の成績アップは、基本問題を十分な精度で解けるようになったことがその要因の一つです。

ちなみに、この生徒はまず学校推薦型選抜で受験予定です。

その際には、数学はほとんど使いません…

現状の優先は、英語・現代文・小論文ですね…