授業を受けているだけでは成績は上がりません。
しっかり演習を行い、知識を定着させていく必要があります。
演習をしているだけでもどこかで行き詰ります。
自分自身では理解が進まない場合は、授業を受けて疑問を解消していくことが大切になります。
結局のところ、授業と演習のバランスが大切になってきます。
さらに言えば、現状の学力によってこれらの最適比率は変化します。
ただ、最終的に重要なのは演習です。
授業は演習を促進するために必要な要素であるだけです。
今回は授業と演習の最適比率について話していきます。
おおよその目安であり、個人差のある内容なので参考程度にしてください。
授業重視
中下位層の基礎固めが必要な生徒は、授業の比率を高めたほうが適切です。
授業:演習の比率で7:3~5:5あたりが目安です。
演習をガンガン進めるためには、基礎・基本の理解が必須です。
しかしながら、現状ではそこの理解が不足しています。
まずは授業で解説をしっかり聞いて、基礎・基本を理解していくことが必要です。
基礎・基本が定着してきたら、演習の比率を上げていきます。
ガンガン演習することで、解答の精度を上げていきます。
演習重視
上位層の生徒はガンガン演習をした方が効率的です。
授業:演習の比率で4:6~1:9あたりが目安です。
基礎・基本の理解はある程度自分でできるので、どんどん演習をしていった方が成績向上につながります。
一部の応用・発展問題に関しては、授業を受けて疑問を解消する必要はあるかもしれません。
とある研究結果によると、自分で理解した内容と他人に説明を受けた内容だと、自分で理解した内容の方が記憶の定着は良いとのことです。
当然といえば当然ですが、自分自身では考え抜いたことの方が記憶には残ります。
これについてもバランスです。
自分で考えた場合何十分もかかる内容も、解説を聞くだけなら数分で終わります。
その解説をもとに演習を繰り返せば定着はしていくわけです。
目安として、理系科目の応用問題で、5~10分考えて何も出てこなかったら、解説を読むか質問するかした方がいいです。
授業の受けすぎに注意
最終的には授業よりも演習の方が重要になります。
授業を受けすぎて、演習が減るということには注意してください。
もちろん、生徒の状況によります。
基礎固めが必要な生徒は授業をたくさん受ける必要があります。
しかし、基礎ができている生徒は自分でどんどん演習していった方が効率的です。
ワクベスの比率
ワクベスで明確に授業時間としているのは、数学と英語の小集団指導です。
その他の時間は、演習時間です。
ただ、個別指導を適宜行うのでその部分は授業時間と考えられます。
集団指導:その他演習の比率はざっくりと2:8くらいです。
この比率をベースに、個別指導の授業時間を生徒の状況に合わせて調整していきます。
基礎固めが必要な生徒は、個別に解説や勉強方法の指導などをしていきます。
基礎ができている生徒は、演習重視でガンガン進めていけます。
ワクベスでは、形式的な個別指導ではなく、概念としての個別指導の実現を目指していきます。