『人生のデッキを組む』
人生には限りがあります。
だからこそ、何を組み込んでいくのかしっかり考える必要があります。
それはまるでコスト制限のあるデッキ構成を考えるようなものです。
まずはデッキを組む前に、最大コスト値・デッキ内容・特殊スキルについて設定を確認していきます。
何を言っているのかわからないと思いますが、とりあえず読んでみてください。
最大コスト値について
最大コスト値は体力みたいなものだと考えてください。
人生って、時間にも体力にも限界があります。何でもかんでも詰め込めるわけではありません。
そのため、最大コスト値の設定が必要になります。
とりあえず、最大コスト値は5としておきます。実際は体力のあるなしが関係しますが、今回は無視します。
基本的には最大コスト値5以下で、デッキ内容を決めていきます。
デッキ内容について
基本的には中学生の設定で、具体的なデッキ内容を以下にまとめます。
内容 | レベル | コスト |
勉強 | 小 | 1 |
中 | 2 | |
大 | 3 | |
極 | 4 | |
部活動 | 小 | 1 |
中 | 2 | |
大 | 3 | |
習い事 | 小 | 1 |
中 | 2 | |
娯楽その他 | 小 | 1 |
中 | 2 |
高校生の場合は勉強のコストを各レベル+1します。
特殊スキル
特殊スキルは才能のようなものだと考えてください。
以下のような感じです。
勉強スキル+
勉強のレベルをワンランクアップさせる。例えば、勉強(中)で勉強(大)の効果を得る。
人それぞれ、得手不得手はあります。その部分が特殊スキルにて表現されます。
ただ、余程のことがない限りスキル持ち設定にはならないと思ってください。
今回の設定では特殊スキルは考慮しません。
デッキを組んでみる
設定の確認はできましたので、中学生を対象にデッキを組んでみます。
とりあえず、最大コスト値は5で特殊スキルは考慮しません。
皆さんも自分自身(またはお子様)はどんなデッキなのか考えてみてください。
バランス型
①勉強(中)[2]・部活動(中)[2]・娯楽(小)[1]
②勉強(中)[2]・習い事(中)[2]・娯楽(小)[1]
大体の中学生がこんな感じでしょうか。
勉強・部活・習い事を軸に多少娯楽も入れていくという感じだと思います。
勉強特化型
勉強(極)[4]・娯楽(小)[1]
受験生になるとこんな感じになるのではないでしょうか。
ほぼ勉強で、たまに息抜きをするみたいな感じです。
部活特化型
勉強(小)[1]・部活(大)[3]・娯楽(小)[1]
部活がかなりハードで他のことに手が回らないタイプです。
最近だと、部活の活動日数の制限が強くて、このタイプにはなりにくいですかね。
ちなみに、私はこの型でした。
運動部で県大会以上に出ようとするとこんな感じになります。
欲張り型
勉強(小)[1]・部活(中)[2]・習い事(小)[1]・娯楽(小)[1]
しっかり活動している部活に入りながら、習い事もして、友達とも遊ぶという欲張りタイプです。
この場合は、勉強が疎かになりがちです。
最悪の場合、勉強のコストが0になるケースもありますかね。
最大コスト値を超えると
最大コスト値を超えた場合は、自動的に何かのレベルが下がります。
大体の場合は、勉強のレベルが下がると思います。
したがって、デッキに色々組み込もうとすると、最終的には勉強が犠牲になることが多いです。
勉強に十分なコストを確保したい場合は、あまり詰め込まない方が良いです。
勉強であまり結果の出ていない生徒の話を聞いていると、色々なことに手を出しすぎてる場合が結構あります。
中学生以降は、ある程度の取捨選択は必要になります。
好きなことにコストをかけるのか。必要なことにコストをかけるのか。
何にコストをかけるのか、しっかり考えていくべきですね。
ワクベスの特殊効果
人生のデッキにおけるワクベスの特殊効果についてご紹介します。
特殊効果『ワクベス』
勉強のレベルを大(または極)に上げ、他の影響でレベルが低下することを防ぐ。
上記のように部活・習い事・娯楽の影響で、勉強のレベルは低下しがちです。
ワクベスの特殊効果は、勉強を高レベルで維持できるというものです。
逆を言えば、勉強以外のことでコストを調整する状況を強制的に作り上げるということです。
ほとんどの塾が同じ効果だと思いますが、ワクベスでは勉強にかけるコストが特に大きくなります。
実際にデッキを組んでみるとこんな感じでしょうか。
ワクベス型
①勉強(大)[3]・部活(中)[2]
②勉強(大)[3]・部活(小)[1]・習い事(小)[1]
先生…娯楽が…
ようこそ!修羅の道へ!