母校の思い出①

少し前に私の高校時代の昔話をしました。

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そのときに思ったのですが、私の母校って結構面白い公立高校だったんですよね。

今回はそんな母校の思い出についてお話していきます。

特殊なクラス編成

私の出身高校(公立)は2年次から成績上位者を集めたクラスを作っていました。

理系で1クラス、文系で2クラスだったような気がします。

塾長

その名は習熟クラス!

そのクラスに関しては、ワンランク上の授業を行うという感じでした。

一部の私立高校の選抜クラスみたいな感じです。

近年、私立高校の普通コースでも2年次から選抜クラスに分かれることも多くなってきました。

塾長

特進コースとはまた別!

このような選抜クラス制度を20年位前の公立高校がすでに行っていたのです。

一説によると、一部の私立高校は、三河地区の公立高校の進学指導を参考にしたとかしないとか。

塾長

まさか、ね…

成績上位者をさらに選抜し、特別講座も行っていました。

塾長

その名は名大クラブ!

愛知県の高校だと名大合格者数は一種の指標ですからね。

自称進学校である私の母校も力を入れていました。

塾長

私もクラブ会員でしたよ…

また、私の学年は優秀な生徒が多かったらしく、難関国公立志望の生徒を集めた講座も行われました。

塾長

その名は難国(南国)クラブ!

何というか。

良いネーミングセンスをしていますよね。

生徒

………

これらの制度は、どうやらその高校の伝統だったようです。

『三河の公立高校は塾がいらない』

そんなことも言われていました。

学校の夏期補習は強制参加で1日中ありますし、課題も大量に出されます。

しっかりこなすことができれば、確かに塾もいらないように思います。

塾長

自力でこなせるならね…

最近は母校の進学実績が急激に落ちているので、今でも続いているのかはわかりませんが…

風の中の昴

高校卒業後に聞いた話です。

どうやら私の学年はかなり優秀だったそうです。

高校入試や実力テストの段階から、なんとなくそれが分かってたみたいです。

確かに、合格実績をあとから見てみると例年の2倍から3倍くらい良かったですね。

塾長

ゆとり教育ど真ん中なんだが…

そして、そんな学年の学年主任の任命時の話です。

塾長

ちなみに私の高2・高3の担任です!

その学年主任に任命された教師は言いました。

「この学年を任されることには納得しました…」

「ただし…」

「それならば、最高のメンバーでやらせてください!」

その高校内での最重要プロジェクトみたいな扱いになってたらしいです。

なんかノリがプロジェクト某っぽいですよね。

塾長

地上の星が流れてきそう…

三河の公立高校が進学実績にかなりこだわって指導してたのが伝わってくるエピソードです。

おそらく近隣の公立高校同士でしのぎを削っていたのでしょう。

塾長

仁義なき合格実績の戦い!

そして、やりすぎたのでしょうか。

履修不足問題が世間で話題になります。

ざっくり言えば、必須科目なのにも関わらず、受験に必要ない科目の授業を行っていなかったのです。

そして、空いた時間を受験に必要な科目の対策に使っていました。

そのため、カリキュラム的には卒業に必要な単位が足りていないということになります。

気になる方は[履修不足問題 高校]で調べると当時の記事が出てきます。

塾長

センター試験後に世界史の補習を受けることに…

私の母校だけでなく近隣の高校全てが一斉に摘発されました。

全国的にも結構多くの高校が関わった事件でしたね。

思ったよりも長くなったので第1部完。第2部に続きます。

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