最近では、自立学習という言葉もかなり一般的になってきました。
自立学習とは、生徒自身が自ら考えて計画し、自ら勉強することです。
保護者様からすると、かなり理想的な状態ではないでしょうか。
塾側としても理想的…
しかし、現実はそんなにうまくいきません。
自立学習の実現には、そこそこハードルがあります。
個人的には、自立学習の実現には以下の条件が必要になると思っています。
- 十分な基礎学力
- 最低限の自尊心
自立学習に苦戦している場合は、この条件を満たしていない場合が多いです。
そんなわけで、今回は自立学習への道のりについてお話していきます。
十分な基礎学力
自立学習をしていくには、ある程度の基礎学力が必要になります。
目安としては、学校のワークの7~8割くらいを自力で正解できるくらいです。
もちろん単元による!
自力で全然正解できない状態だと、自立学習は難しいです。
自分で進めようとしてもなかなか進まず、どこかでいい加減になってしまうからです。
そのため、自立学習をする上では、ある程度の基礎学力は必要になってきます。
基礎学力に関しては、塾でサポートを受けるという選択肢もあります。
わからない部分をサポートしてもらいながら、自分で進められる環境を整えることができます。
元々、塾ってそういうものか…
最低限の自尊心
自分にもこれくらいの成績は取れるはず
こんな感じの自尊心が、自立学習をしていく上で必要です。
どうせ私は勉強苦手
どうせ勉強しても意味ない
こんな感じの考えの場合、自ら進んで勉強することは難しいですよね。
だからこそ『私にもこれくらいはできる』っていう最低限の自尊心は必要です。
基本的には、成績下位の生徒は基礎学力が高くなく、自尊心も低いです。
そのような状態で、自立学習を実現するのはかなり困難です。
逆に、成績上位の生徒は、自立学習が自然にできるような状態になってます。
成績上位の生徒は『自分で勝手にやってる』って感じの生徒が多いですよね。
塾としてできること
自立学習の実現のため、塾としてできることは何なのか。
個人的には、非常にシンプルな話だと思っています。
成績を上げる
それだけで、自立学習を実現する条件を達成できます。
そもそも成績向上には、基礎学力の向上が必須です。
条件①をクリア!
さらに、成績が上がったことで自尊心を獲得できます。
私だってやればできる!
条件②をクリア!
そんな感じで、自立学習を実現するための条件をクリアできます。
個人的には、まずは管理型の指導でも仕方ないと思っています。
そもそも自力で勉強できてない訳で…
そして、早期に成績を上げることです。
その結果、自立学習に必要な基礎学力と自尊心を獲得することができます。
勉強方法だとか目標設定だとかの方法論は、その後の話です。
まずは、能力の底上げ・精神の確立が前提条件になってきます。
ある程度の条件がそろえば、勝手に自立学習が始まります。
『勉強することが普通』という状態の出来上がりです。
まぁなんていうか。
『基礎学力の向上で大抵のことは何とかなる』と思ってます。
何事も基礎から固めないと応用には取り組めません。
自立学習は意外と応用です!
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