最近は、中学校でも各教科でちょっとしたレポートを書くことが増えました。
授業や各単元のまとめなど、レポート作成している生徒を塾内でも見かけます。
自学中はレポート作成OK!
昔に比べて、日本語の作文力が成績につながることが増えたように思います。
ワクベスでは、作文力強化のため、三語作文に取り組んでいます。
しかし、やはり文章を書くのが苦手という生徒も多いです。
そこで今回は、文章を書くコツについてお話します。
文章を書く上では、語彙力や国文法的な知識など、様々な要素があります。
ただ、今回紹介するのは1つのシンプルな方法です。
1文を短く書く
これを意識するだけで、ある程度の問題を解決することができます。
前提としては『書きたいことがあるけどうまく書けない』という場合です。
『何を書いて良いかわからない』という場合は何とも言えません。
書きたいことはあるけど、うまく整理できない。
だから、文章が書き始まらない。
そういう場合は、1文に様々な要素をまとめようとし過ぎている場合が多いです。
実際に書き始めると『~なので、~で、~だけど…』みたいな感じで、やたら文が長くなります。
さらに言えば、文法的な接続がおかしくなっていることも多いです。
文章が長くなると、主語・述語の関係が狂い始めるからですね。
慣れないうちは1文につき1要素でも良いですし、2要素くらいで丁度良いです。
Aだから、Bである。
そして、Cでもある。
こんな感じで、1文に内容を詰め込まないことです。
1文の要素が少ないので、文法的に崩れることも防げます。
また、何よりも文の書き始めが軽くなります。
一旦書き始めると、意外と勢いで書けることも多いです。
だからこそ、最初の1文を書き始めることが重要です。
このように、1文を短くすることにはかなりのメリットがあります。
私の文章も基本的には短文構成です!
高校生においては、大学受験で推薦入試が増えた影響で、小論文を指導する機会が増えました。
高校生になると長い文章を書ける生徒は増えますが、何とも読みにくい文章も多いです。
理由としては、1文が長いからです。
主語と述語のはっきりとしない、ただただ長い1文を読まされることになります。
文法や意味的な間違いを一つ一つ指摘するのも大変です。
だから言います。
1文を短く書きなさい。
具体的なルールとしては、接続詞は1文につき1つまで、とかでしょうか。
そうすると、かなり読みやすい文章になり、文法的な間違いも減ります。
文が短くなることで、生徒自身も文法的な間違いに気付きやすくなるからです。
内容や文章構成についての指導は、その後の話です。
最低限は読める文章にしないと、内容の良し悪しの判断も難しいですからね。
読みやすい文を書くだけで点数が上がる説まである…
こんな感じで、中学生でも高校生でも『1文を短く』は有用な考え方です。
もちろん小学生でも大人でも!
文章を書く際には、少し意識してみると良いかもしれません。