国公立大学に合格したい
そう考える高校生は結構います。
それでは、実際に合格するためにはどれくらい頑張れば良いのか。
今回は国公立大学合格への道のりをざっくりと話していきます。
内容としては、偏差値やマーク模試の点数の目安についてです。
本当にざっくりと!
とは言え、国公立大学もたくさんあります。
ですから、ある程度の想定を決めます。
愛知県内の想定で、名大・名工大・名市大あたりへの進学を目標にします。
医学部・薬学部は除く!
段階としては、高1・高2・高2冬以降と分けて話していきます。
偏差値としては河合塾の全統模試をベースに話します。
どっちかと言えば公立高校目線です。
新課程で情報が科目として追加されます。
難易度など不明な部分が多いので、点数の目安などでは『+情報』という表記だけにします。
※2024年2月執筆
高校1年生
高1の間は、基本的には記述模試のみです。
科目としては英・数・国です。
夏(第2回)くらいから受け始める生徒がいるのではないでしょうか。
英・国は基本的には実力問題であるため、時期によって難易度は大きくは変わらないですかね。
数学も実力問題ですが、序盤は出題範囲が狭いので意外と高得点が取りやすいです。
まだ数ⅠAの範囲だし!
上記の大学(名大・名工大・名市大)への進学を狙う場合、偏差値の目安としては65~70くらいではないでしょうか。
もちろん、3科目の合計偏差値です。
基本的には偏差値はこの後下がっていきます。
したがって、この時期だとこれくらいは欲しいですかね。
安全圏で考えるなら!
高校2年生
高2も秋までは高1と同様です。
3科目(英・数・国)の記述模試になります。
高2からは模試の問題も難しくなってきます。
数学もⅡBの内容が入ってきます。
中だるみで勉強をサボっていると、一気に偏差値が下がります。
この時期の偏差値の目安としては60~65といったところでしょうか。
最低でも60は維持しておきたいところです。
高2冬以降
高2の冬以降は、完全に受験用の模試に切り替わります。
記述模試は文系・理系で受ける科目が変わります。
理科・社会も追加!
マーク模試も始まり、5教科7科目+情報を受けることになります。
この時期から模試を受け始める生徒がぐっと増えます。
上位の生徒たちも参戦してきます。
偏差値的にも、実際の数値にかなり近づきますね。
ここで、改めて各大学の偏差値と共通テスト得点率についてまとめます。
※2024年2月時点
大学名 | 偏差値 | 共テ得点率 |
名古屋大学 | 57.5~62.5 | 74~81% |
名古屋工業大学 | 55~60 | 69~74% |
名古屋市立大学 | 55~57.5 | 72~73% |
以上から、記述模試の偏差値は60~62.5が目安になります。
また、この時期からは志望大学の志望学科の偏差値を目安にしても良いです。
基準値はボーダーなのでその辺は注意!
マーク模試に関しては、基本的には点数ベースで考えていきます。
しかし、新課程の影響でどうなるかはやや不透明です。
まぁ、意外とそんなに変わらないことも多いです。
今回はざっくり2024年ベースで話していきます。
だいたいの点数の推移目標を以下に示します。
時期 | 合計点 |
高2冬~高3春 | 550~600点+情報 |
高3夏~秋 | 600~650点+情報 |
共通テスト本番 | 650点~+情報 |
個人的な経験則では、高2の冬(または高3春)からうまくいけば100点くらい上がる印象です。
英・数・国・理科基礎は範囲を終えているはずなので、早い段階で安定させたいです。
理・社は範囲を終えるのがギリギリになりがちなので、あとで追い上げる形になります。
イメージとしてはこんな感じでしょうか。
科目 | 高2冬 | 共テ本番 |
英語 | 140 | 150 |
国語 | 140 | 145 |
数学 | 140 | 160 |
理科① | 60 | 85 |
理科② | 55 | 80 |
社会 | 50 | 70 |
合計 | 580 | 690(77%)+情報 |
あくまでもイメージ!
これくらいの感じであれば、名大に挑むことも可能です。
挑むことはね…
名工大・名市大は安全圏と言っても良いでしょう。
もちろん、記述の偏差値次第です。
結局…記述の偏差値も重要なんだよな…
以上、国公立大学合格への道のりでした。
偏差値・点数の目安について、ざっくりお話ししました。
具体的な勉強方法は、自分で調べましょう。
最近だと、参考書ルートなどいくらでも見つかります。
もちろん、新課程の影響でどうなるかはわかりません。
あくまでも、参考程度に考えてください。
※2024年2月執筆