『高校生こそ塾が必要である』
塾側の人間がこんなことを言ってしまうと「どーせ宣伝でしょ」と思ってしまう方もいると思います。
実際のところ、高校受験が終わって中学を卒業するタイミングで、塾も退塾するご家庭が多いですよね。
そもそも高校部が無い(または弱い)塾の場合はそうなるのも仕方ないですが。
今回は『高校生こそ塾が必要である』と考える理由と、どんな塾がおススメなのかについてお話していきます。
塾側の人間が話す内容なので、疑念を持ちながら読んでもらって大丈夫です。
なぜ塾をやめるのか
まずは、なぜ中学卒業のタイミングで塾をやめるのかについてざっくりとまとめています。
受験が終わった
高校受験のために塾に通っていたため、それが終わった以上は塾も必要ないというパターンです。
大学受験前にまた塾を探そうかなと思っている感じでしょうか。
後述しますが、一番危険なパターンだと私は考えています。
時間的・物理的に
高校が遠い・部活動などで帰りが遅いなどが理由で、物理的に塾に通う時間が無いパターンもあります。
これはある程度仕方がないと思います。
しかしながら、純粋に勉強する時間が削られているので、それ相応の対策をしないとどっちにしろ苦労しますよね。
金銭的に
例えば私立高校などに進学した場合で、金銭的な負担が大きいことが理由のパターンもあります。
これもある程度仕方がないと思います。
私立高校の方が推薦枠も充実していますし、内部でしっかり頑張っていけば問題はないと思います。
ただ、高校選びをしっかりしないとマズイ状況になる場合があるので注意が必要です。
就職希望
高校卒業後は、就職(または専門学校)を希望しているため、勉強がそこまで必要ないというパターンもあります。
もっともらしい理由ではあります。
ただ、就職する際も評定平均が重要になるので、塾に通うメリットも実は存在します。
実際に、商業科や工業科の生徒で塾に通っていた生徒も今まで見てきました。
高校の方が勉強が大変
ここからは高校生に塾が必要な理由について話していきます。
当然の話ですが『中学よりも高校の方が勉強が大変』だからです。
小学校<中学校<<<高校くらいなイメージです。
小学校よりも中学校の方が勉強が大変だと感じたはずですが、その3倍くらい大変になると思ってください。
もちろん、進学先の高校にもよります。
実際のところ、高校受験時には塾に通っていた子が多いはずです。
それなのに、高校入学後は塾が不要になるというのは、いささか不思議な話だと私は感じています。
高校受験時よりも、高校入学後の方が勉強内容は難しくなるのが一般的ですから。
高1が一番大事
個人的には、高1が一番大事な時期だと考えています。
特に高校入学直後です。
重要度の順番的には高1→高3→高2という感じです。
高3は受験学年なので重要なのは誰でもわかると思います。
高2に関しては、高1の結果次第です。
高1が大丈夫ならそのまま大丈夫ですし、その逆もしかりです。
なぜ高1が重要になってくるのか、以下にまとめます。
評定平均
他の記事でもお話していますが、高校の内申点(評定平均)は高1からの合計で計算されます。
つまり、途中から逆転するのはかなり大変です。
先行逃げ切りの方が無難に勝てます。
したがって、高1から評定平均を意識して定期テストを頑張った生徒が有利になります。
高3でいくら頑張っても評定平均はもう上がりません。
私大の推薦を狙っている生徒はもちろん、国公立大学の一般入試を目指している生徒でも評定平均を稼いでおいて損はないです。
例えば、国公立大学でも共通テスト利用推薦というものがあるのですが、評定平均4.0以上が出願条件になっていることが多いです。
勉強の土台
勉強というのは基本的には積み重ねです。
高校内容の勉強を進めていくうえで、高1の内容というのはすべての土台になります。(もちろん中学内容も)
その高1内容に抜けがあると、学年が進むにつれて爆発的に状況は悪くなります。
例えば数学の場合、数Ⅰの内容を他の単元でもかなり使います。
数Ⅰを押さえていないと致命的になります。
こういった高1内容の抜けを高3で取り返そうと思っても、なかなか難しい状況になっていることが多いです。
だからこそ、高1からコツコツと頑張っていく必要があります。
正直な話、中学内容であれば、能力のある生徒は中3で何とか挽回できることも多いです。
しかしながら、高校内容で同様のことをするのは難しいです。
大学受験は、高3だけ頑張って何とかなるレベルの勉強内容ではありません。
高校受験の時に、悪い意味での成功体験を積んでしまうと勘違いしてしまうケースが結構ありますね。
補習塾がおススメ
高校生向けの塾では、河合塾などの大手予備校や、東進などの映像授業塾を想像する方が多いかもしれません。
国公立大学や難関私大の一般受験を考えている生徒さんについては、このあたりの選択肢が無難なのかなと思います。
特に高2の冬以降の受験対策期は、こういった受験特化の予備校の方が安心感があります。
しかしながら、高1から高2秋くらいまではテスト対策中心の補習塾の方がおススメです。
イメージとしては、個別指導などで不安を感じる科目をフォローしてもらう感じです。
上記のように、特に高校入学直後は評定平均を意識したテスト対策が重要になるからです。
テスト対策を重視する場合は、学校の進度に合わせる必要が出てきます。
そのため、個別指導などの臨機応変に指導できる形式の方が適しています。
さらに言えば、自習環境の整備の意味合いもあります。
中学生でも高校生でも、家庭学習ってなかなか集中できない場合が多いです。
モチベーション維持も一人では難しいので、定期的に人に見てもらうのも必要なのではないでしょうか。
ワクベスの宣伝
最後にワクベスの宣伝をしておきます。
ワクベスの高校生指導は、完全定額で個別指導+質問自由の形式です。
1コマ最大120分の完全個別指導を受講可能で、授業外でも質問は自由です。
高校生優先の個別ブースも用意してあり、開校時間内は使い放題です。
さらに言えば、理系主要科目(数学・物理・化学)に塾長が対応可能ということが最大の強みです。
基本的に高校生の質問で多いのは理系科目です。
その理系科目に対して個別指導の授業はもちろん、授業外の質問でもいつでも対応できます。
英語や国語についても、教科書レベルであればできる限り対応します。
高校生の補習塾としてはかなり良い感じなのではないかと思っています。
一般受験の対策に関しては、大手予備校の方をおススメします。
ワクベスでもスタディサプリの導入は検討中なので、そうなってくるとまた話は変わりますが。
推薦入試希望であれば、小論文指導まで含めてワクベスで対応可能です。