定期テストの話【地獄英語篇】

中学生にとって定期テストは非常に大切です。

受験において重要な内申点に大きな影響を与えるからです。

しかし、この定期テストは作る教師によって大きく難易度が変わります。

たまに、やたら問題の難易度が高い教師がいます。

授業や学校のワークで取り扱っていない問題を平気で出してきます。

事前に対策プリントなどを別途配布するならまだ許せますが、それすらしない教師もいます。

大手集団塾に対抗心でも燃やしているのでしょうか。

以前の職場の近隣中学に、やたらと平均点が低いことで有名な英語教師がいました。

その教師がテストを作ると平均点が20点台~30点台になることが多かったです。

点数分布としてもヒドイ状況で、1桁台・10点台・20点台に大きな山ができます。

初めてそのテストを受けて、泣いてしまった女子生徒もいました。(実話)

生徒のやる気も下がる一方なので、その教師が担当する学年の英語の成績は壊滅します。

生徒の将来のことを考えると『人災』と言えるかもしれません。

実力問題の比率が大きすぎて、塾としても対策しにくかったです。

その英語のテストは度々問題になっていたのですが、一向に改善される雰囲気はありませんでした。

結構なベテランでキツイ雰囲気の女性教師だったので、学校関係者もなかなか言いにくい感じはあったようです。

気に入らない生徒の内申を意図的に下げる噂があったので、生徒・保護者側もあまり強く言えなかったようです。

それ以前に生徒・保護者がその教師を恐れている印象でした。

風の噂では、なんだかんだ最終的には退職したようです。

そんなに難しい内容を指導したいなら、個人塾でも開業したら良いのではと思います。

学校現場では、ごくたまに自身のことを勘違いしている人がいます。

教師は基本的に社会人経験がない人が多いです。

一般社会には出ずに、学校社会という閉鎖的な空間にずっといるわけです。

そのことを意識してないと、価値観が世間一般から徐々にずれていきます。

塾講師に関してもある程度同様のことが言えます。

子供を指導する上では、時代の変化に敏感であることが重要になります。

その上で、全体の中でのバランス感覚が必要になります。

常に自己を客観視し、世の中とのギャップを埋めていく。

特殊な環境にいるからこそ、世間一般をより正確に理解していかないといけません。

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