目標設定と結果の振り返り

何事においても、目標設定と結果の振り返りは重要です。

目標に対して、どのように行動し、どのような結果になったのか。

それらを振り返ることで、次回以降の行動の改善につながります。

結果が出ていないのならば、より結果の振り返りが重要になります。

行動を変えなければ、同じ失敗を繰り返すことになります。

学校の定期テストや実力テストは、目標設定と結果の振り返りの方法を学ぶのに最適です。

期間や範囲が決まっているので、目標設定がしやすいです。

テストの点数や平均点などのデータも明確に出るので、結果の振り返りに活かせます。

学生のうちに、目標設定と振り返りのコツをつかんでおくと、社会人になったときにかなり役立ちます。

ある程度どんな場面でも腐ることのないスキルとなります。

今回は学校の定期テストを例に挙げて、目標設定と振り返りの流れを示していきます。

短期的なものと長期的なものに分けて考えていきます。

なんとなくのイメージで話していくので、細かい部分はご想像にお任せします。

短期的な振り返り

短期的な振り返りについては、どちらかと言えばペース配分などについての話です。

今持っている能力を最大限活かすためにどう調整するのかということです。

仮想の目標設定などの情報を表にまとめます。

平均点は60点をベースに、テストの難易度によって上下したと考えてください。

本気度は5科目合計で100とします。1科目平均で20です。勉強量的なものだと思ってください。

科目英語数学国語理科社会
目標点6085606080
結果6580406085
平均点6050655065
本気度303051520
得意度

各科目について評価していきます。

英語について
苦手の英語に本気度高めで取り組み、目標点・平均点を共に超えることができました。

逆を言えば、これくらい本気で取り組まないと英語は厳しいということです。

数学について
数学はテストが難しく平均点がかなり低かったです。

それを踏まえると、目標点数は達成できませんでしたが、結果としては上々です。

ただ、本気度が高めでこれなので、これ以上の結果を狙うのは難しいかもしれません。

国語について
国語は手を抜きました。

平均点も高かったことを考えると、目標点数の認識が甘かったということが言えます。

次回以降は本気度を上げないといけません。

理科について
理科は平均が低いながらも、目標点数を達成しました。

まずまずの結果と言えます。

次回以降の戦略の幅が広がります。

本気度を下げて、他の科目に注力することもできます。

本気度を上げて、上位を目指すことも考えられます。

社会について
社会に関しては、平均点も考えると妥当な結果です。

ただ、本気度的にはまだ余裕があるのでさらに上位を目指してもよいかもしれません。

次回のテストに向けて
本気度の配分をどうするか考える必要があります。

国語の本気度を上げることは確定なので、他の科目から持ってこないといけません。

本気度の割に点数の取れない英語から持ってくるか。

伸びしろの少なそうな数学から持ってくるか。

少し余裕のある理科から持ってくるか。

通知表で考えると、いかに下を維持しつつ、上を狙っていくかという考えになります。

この状況であるなら、英語と国語は3で維持しつつ、数学・理科・社会で4以上を狙っていくという形が良いのかなと思います。

このように今持っている力をうまく配分して、通知表の合計値で最大を狙っていくのが、短期的な振り返りです。

長期的な振り返り

長期的な振り返りは、もう少し本質的な話になります。

長期的な目線で考えるなら、学力の総合値を上げることを考えなければいけません。

ペース配分を調整するだけでは、成績の限界値はすぐに見えてしまいます。

根本的に勉強の質と量を見直していかないと、成績が大きく上がることはありません。

勉強量に関しては、増やしやすい反面、限界量もある程度決まってきます。

勉強の質は、意識している場合としていない場合で大きく差がついている部分だと思います。

効率よく勉強している子はどんな勉強方法をしているのか。

自分に合った勉強方法はどんなものがあるのか。

やめた方がいい勉強方法はどんなものか。

ある程度個人差のある内容なので、いろいろ試していく必要があります。

そのいろいろ試すということも振り返りに含まれます。

トライ&エラーを繰り返していくことが大切です。

そうやって自分なりのスタイルを確立していくことです。

短期と長期の両輪で

結局のところ、短期的な振り返りも長期的な振り返りもどちらも必要になります。

短期的なペース配分の見直しだけでは、すぐに限界に達してしまいます。

長期的に実力の底上げをしても、直前のペース配分を間違えると微妙な結果になってしまいます。

短期的な戦術の見直しをしつつ、長期的な実力の底上げも進めていく。

当然のことですが、それがベストです。

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