テスト勉強や受験勉強をする上で、どの科目から勉強したら良いのか。
そんな風に悩む生徒も多いと思います。
生徒によって状況は異なりますので、明確な答えはありません。
しかし、意識したほうが良いことはあります。
今回は勉強をする上での科目の優先順位について話していきます。
主な対象は中学生です。
テスト勉強について
定期テストの結果は内申点(通知表)に大きな影響を与えます。
したがって、定期テストに向けた勉強をする際は、内申点を意識する必要があります。
今までのテスト結果と内申点の情報を整理して、上がりそうな科目と下がりそうな科目を探します。
さらに言えば、自分的に上げたい科目も考えるといいかもしれません。
テスト勉強をする上での優先順位は以下のような感じです。
- 下がりそうな科目
- 上がりそうな科目
- 上げたい科目
- その他
もちろん、テスト範囲の単元によっては状況は変わります。
上位層の生徒は苦手科目を中心に勉強する傾向があります。
意外と、得意科目で5を狙うという作戦が有効な場合もあります。
中間層の生徒は得意科目を中心に勉強する傾向があります。
得意科目が伸び切らずに、逆に苦手科目の内申点が下がるという状況には注意してください。
内申点は提出物や授業態度なども含めた総合的な評価で、以下が目安です。
5:上位10%
4:上位30%まで
3:中間40%
2:下位30%まで
1:下位10%
観点ごとのABC評価も参考にしましょう。
内申点は基本的に9教科で評価されるので、基本の5科目以外の副教科の内申点も重要です。
実技が苦手な場合は、なんとかテストを頑張りましょう。
受験勉強について
受験勉強をする上では、内申点は気にする必要はありません。
基本的には、入試でどれだけ点数が取れるかということだけを考えます。
私立高校は学校によって問題のレベル・傾向がかなり変わります。
今回は、愛知県の公立高校入試を基準に話していきます。
公立高校入試で点数を取りやすい科目・単元の順番はざっくりと以下のようになります。
- 国語・数学(基本)
- 社会・理科(基本)
- 英語
- 理科(応用)
- 数学(応用)
受験勉強する際は、点数を取りやすい科目・単元が優先です。
確実に取れる点数を増やしていくことが重要です。
数学や理科の応用問題は、上位校を受験する生徒以外は、そこまで気にしなくて大丈夫です。
理系科目が中途半端に得意な生徒だと、結局本番で得点できないことが多いです。
したがって、中途半端に応用問題対策をする必要はありません。
勉強した分だけ確実に点数が伸びる科目・単元に時間を使ったほうが有効です。
国語・社会・英語の点数が高い生徒は、なんだかんだ安定するイメージです。
まとめ
テスト勉強では、内申点を意識します。
内申点が下がりそうな科目・上がりそうな科目に対して時間を使っていくことが大切です。
受験勉強では、当日点を意識します。
得点しやすい科目・単元から優先的に時間を使っていきましょう。
基本的には科目の好き嫌いや得手不得手ではなく、状況に応じた判断をしていくことが大切です。