近年、愛知県でも私立高校の人気が上がってきています。
特に中京大中京高校はかなりの人気で、一般入試の難易度もかなり高くなっています。
中京高校に推薦で入学しようとした場合は内申点の目安はオール4程度です。
オール4くらいの内申点があれば、公立高校受験も問題ないレベルです。
しかし、中京高校を第一志望で推薦受験する生徒も増えてきています。
日進市周辺でオール4が目安の公立高校は名東高校です。
今回は大学入試の合格実績をもとに、中京高校と名東高校の比較をしていきます。
個人的な予測も含むので参考程度にお願いします。
大学のレベルに関しても河合塾の偏差値や個人的なイメージで話します。
中京大中京高校について
生徒数(募集人員)
特進 80名
国際 40名
進学 320名
全体 400名
合格実績(2023)
国公立大学 43名
附属校推薦 258名
名東高校について
生徒数(募集人員)
普通 280名
国際 40名
全体 320名
合格実績(2023)
国公立大学 119名(現役のみ)
南山大学 217名
名城大学 218名
中京大学 143名
実績の比較
中京の特進コースは比較対象から除外します。
中京の進学+国際と、名東の比較を行います。
今回の比較は最大値ではなく最小値に着目して比較していきます。
最大値で言えば名東の方が優れているのは明白です。
一般入試が前提の学校と、内部進学が前提の学校では、実績に大きな差が出るのは当然です。
中京は附属校推薦が258名なので、進学+国際の360名との差が約100名になります。
この100名は、指定校推薦または一般入試でより上位の大学に進学したと考えられます。
名東の合格実績で着目すべきは南山大学と名城大学の合格者数です。
国公立大学志望者も滑り止めとして両大学は受験すると考えられます。
両大学の合格者数はともに220名程度で、全体の320名との差は100名程度です。
これらの100名はその他私大に進学したと考えられます。
※文系と理系の学科が混在しているので実際のところ何とも言えません。
※南山の理系、名城の文系は比較的受かりやすいです。
名東より中京を選ぶ理由
上記のように、名東高校に進学したとしても下位30%程度にいると南山大学や名城大学に合格することは難しいです。
結果的に、その他私大に進学する可能性が高いです。
公募推薦などで受験する場合も、下位にいると評定平均が取れずに苦戦します。
中京高校の場合は、最低ラインが中京大学です。
頑張りしだいで上位の大学の指定校推薦も狙えます。
ただ、国公立大学受験は特進以外は厳しいのかなと思います。
中京高校が選ばれる理由として
- 内申点は取れるけど模試などの実力テストは自信がない
- 一般入試などの一発勝負が不安である(高校入試においても)
- 中京大学に希望の学部・学科がある
- 施設がきれい
などがあると思います。
また、内部進学の場合は受験勉強をほぼしなくていいです。
部活や趣味に没頭したい場合は大きなメリットになります。
国公立大学などを一般入試でゴリゴリ受験していく場合は、名東高校や特進コースがおすすめです。
周りも一般受験する環境というのは重要です。
南山大・名城大・中京大の偏差値まとめ
おまけです。
2023年6月パスナビ(河合塾)よりざっくりと。共テ利用は含まないです。
南山大学
英米 55~60
その他文系 50~55
理工 45~50
名城大学
文系 45~52.5
理系 47.5~55
中京大学
文系 47.5~57.5
理系 47.5~55
あれ?中京大学の偏差値が…
ちなみに推薦で合格を出しすぎると、一般入試が難しくなる場合があるんですよね。
高校入試でも同様のことは起きています。
はたして意図的なのか偶然なのか…