私立高校人気だが果たして

高校無償化の影響で、私立高校人気が高まっています。

愛知県の2026年入試でも、公立高校の実質倍率は0.98倍となっています。

2025年の実質倍率が1.03倍ですので、公立志願者が減った印象を受けます。

また、そんなこともあり推薦基準を上げる私立高校も出てきているようです。

今回は私立高校人気について、個人的な見解を述べます。※2026年5月現在

塾長

主に愛知県内について!

私立高校人気とは言え

特に私立の人気校で、推薦基準を上げるという話を聞きます。

塾長

中学ごとに基準は異なるので参考程度に!

志願者数も増えているので、当然のことだと思います。

ある程度基準を上げないと、推薦の段階で募集人員が埋まってしまいますからね。

ただ、注意してほしいことがあります。

内部のサービスは変わらない

入学するのが難しくなっても、こちら側のリターンは変わらない訳です。

むしろ大学受験で指定校推薦を狙う場合はマイナスです。

内部の生徒のレベルが上がるので、人気校の指定校推薦はもらうのが難しくなります。

推薦基準を上げることは高校側にはメリットがあります。

内部生のレベルが上がりますし、ブランディングにもつながります。

実力で難関大学に合格できる生徒も増えるでしょう。

募集定員はある程度決まっているので、その中身を充実させていくことが重要ですからね。

ただ、生徒側からするとあまりメリットはありません。

まず単純に内申点の基準が上がり、推薦をもらうことが難しくなります。

入った後についても、周りのレベルが上がるため成績上位を取るのが難しくなります。

私立高校に進学する場合、大学受験で指定校推薦を狙っていくことが多いと思います。

内部のレベルが上がると指定校推薦の枠の争いも激化します。

そのため、私立高校進学のメリットが少し薄れます。

私立高校人気とは言え、落ち着いて考えてみる必要がありますね。

私立大学入試の易化

基本的には大学進学を見据えて高校進学をすると思います。

そのため、近年の大学入試について少し捕捉します。

私立大学の入試は易化傾向

国公立大学や有名私大はそこまで変わらずといった感じですが、中堅私大はその傾向が大きいです。

その理由は、単純に少子化だからです。

大学の募集定員は変わらないのに、子供の数は減っている訳です。

その分だけ合格しやすくなるのは自然です。

今までは大学進学率の向上で何とかなっていましたが、やはり厳しい状況になってきました。

塾長

一部の大学で統廃合が進んでますね…

結果として、年内入試が増えています。

指定校推薦に限らず、総合型選抜や公募推薦での合格が増えています。

さらに言えば、それらの入試形式は一般入試に比べてかなり合格しやすいです。

調べると、総合型や公募型でも倍率がほぼ1倍(全員合格)というような学部学科も存在します。

つまり、そこそこの私大であれば合格は難しくないという状況になっています。

塾長

そこに価値があるのかは別ですが…

そんな訳で、私立高校で指定校推薦を狙うメリットが薄れてきたように個人的には感じます。

中堅私大に関しては、指定校推薦でなくとも総合型や公募型で対応可能です。

逆にそれ以上を狙う場合は、実力勝負の側面が大きくなります。

公立私立問わず、まずは校内で上位にいることが最低条件になってきますね。

公立高校は意外とアリ

以上のように、ここ数年で私立高校の指定校推薦の強みが薄れてきたように思います。

もちろんピンポイントで進学したい大学がある場合は指定校を狙うのもアリです。

ただ、枠が限られているため人気校の場合は激戦必須です。

塾長

あと枠があるのかどうかも不明瞭…

ダメだった場合にどうするかも考えておかないといけません。

公立高校は意外とアリ

指定校推薦のメリットが薄れた現状だと、公立高校の強みが出てきます。

それは良くも悪くも『実力勝負』だということです。

同じランク帯の公立と私立を比べると、何だかんだ公立高校の方が進学実績は良いです。

基本的に公立高校は『実力で受験をする』という方針で指導してきています。

やはり伝統ってありますので、公立の方が『実力がつく』という印象です。

この実力重視の指導は、総合型や公募型の入試でも活きてきます。

総合型や公募型でも適性検査(筆記試験)が増えており、そこで差が付くためです。

総合型や公募型は、評定平均・活動実績・面接・適性検査で評価されます。

何だかんだ適性検査でしっかり点数が取れれば合格しやすいと思ってます。

そのため、総合型や公募型でも実力のある生徒の方が有利です。

塾長

当然のことですが…

また、公立高校の方が『実力で一般入試を受ける』という選択肢が取りやすいです。

私立高校だと推薦入試で受験が終わる雰囲気があるので、一般入試まで粘りにくいです。

公立高校だと一般入試まで頑張るという生徒も多いので、雰囲気的に最後まで緊張感が保てます。

そんな訳で、私立高校人気と近年の大学受験について長々と話してきました。

個人的には『私立大学入試の易化』が大きな転換点のように思います。

前々からその傾向はあったのですが、より顕在化してきています。

その結果、私大の指定校推薦の旨みが薄れたように感じます。

そこそこの私大への進学であれば、指定校推薦を使う必要がそこまで無くなったためです。

今後の傾向としては、実力重視の高校や特進コースの方が通うメリットは大きいと思います。

あえて言うならば、公立の進学校や私立の特進コースがそれに該当します。

大学進学の敷居が下がった分、より価値のある大学への進学を目指す必要がある。

個人的にはそのように考えています。

塾長

もちろん本人の興味・関心が第一なのは前提です!

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