自己否定から始める自己肯定

自己肯定感を持つことが大事
自己否定は良くない

近年、そんなことをよく聞きます。

そうだとも言えるし、そうでないとも言えます。

特に自己否定に関して。

そんなに悪いことでもないし、時には必要なことです。

よくある自己否定ってこんな感じでしょうか。

生徒

①私は○○ができない…

生徒

②私は何でこんなにダメなんだ…

このようにネガティブな状態になりやすいため、自己否定は良くないとされています。

現代では鬱病などの問題もありますし、確かに良くないことです。

ただ、悪いことばかりでもないと個人的には考えています。

もう少し分解して考えてみます。

生徒

①私は○○ができない

この段階では、ただの『事実』なだけです。

良くも悪くもないんですよ。

生徒

②私は何でこんなにダメなんだ…

ここからが良くないですね。

自分で自分を追い込んでる訳ですから。

塾長

それってあなたの『感想』ですよね?

生徒

急なヒ〇ユキ…

自己肯定感を得るというのは『事実』を受け入れることです。

私は○○ができない。
それはただの『事実』でしかない。
だから、どうするのか。

『事実』をとらえ『行動』を考える。
そこにネガティブな『感想』は必要ない。

「私は○○ができない」という『事実』
それを受け入れることが『自己肯定』です。

ちなみに「私は○○ができない」という『事実』を否定する人もいます。

それは自己否定の重ね掛けです。
歪みがより大きくなり、さらに重度な症状に発展します。

『自己肯定感が高い』=『何でもできるという自信』

近年はそんなイメージが強いかもしれません。

個人的には、それは違うのではないかと思っています。

自分は○○ができる
自分は○○ができない
その両方を受け入れることができている

それが自己肯定感が高い状態だと考えています。

できることはもちろん、できないことも『事実』として受け入れる。

それこそが正しい『自己肯定』です。

塾長

ネガティブな『感想』は抜きで!

「私は○○ができない」という『事実』
それを受け入れない子が近年増えているように感じます。

自分は○○ができる
自分は○○ができない
それらが自分自身で正確に把握できていない。

自分なら何でもできるという勘違い
それは『自己肯定』ではなく『自信過剰』です。

『できない事実』を認めない
それも一種の『自己否定』です。

ありのままの自分を『事実』として受け入れる。

それが『自己肯定』の始まりではないかと私は考えています。

もちろん、ネガティブな感情は無しで。

『事実』を認めたうえで『行動』を変えていくことが重要です。

気になることがある方は公式LINEから

友だち追加

こちらのコラムもおススメ