集団指導塾は応用内容を指導し、個別指導塾は基礎内容を教えるっていうイメージはありませんか。
実際のところ、指導特性としては逆です。
つまり、基礎内容は集団指導で一斉に教え、応用内容は個別に対応すべきだということです。
今回はその理由について説明していきます。
基礎内容の指導について
基礎内容というのは言い換えれば暗記事項です。
その内容を習得していなければ、その他の問題に手が出ないというような内容です。
例えば、数学で四則計算ができないなら方程式など解けるはずもないということです。
基礎内容というのはそこまで難しい内容ではないです。
集団指導で一斉に教えた方が効率が良いです。
質よりも量の領域なので、解説は短くしてどんどん演習した方が身につきます。
定着の甘い生徒に関しては個別に確認すれば十分対応できます。
基礎内容を全員に個別で解説していくと、それだけで何倍もの時間がかかってしまいます。
講師目線でいえば、解説は集団で行い、定着度合いを個別にみていった方が効率的だなと思います。
応用内容の指導について
応用内容は単純な暗記では解決できないです。
自分の頭で考えて内容を理解していかないと、なかなか身についていきません。
少し時間がかかっても自分で考える時間をとった方が力はつきます。
応用問題はつまずくポイントも生徒によって異なります。
そのポイントを見極めて指導することで、効率的に力をつけることができます。
応用問題は生徒ごとの理解度の差が大きいので、個別に指導することが重要になってきます。
塾講師の力量の差が大きく出る部分でもあります。
まとめ
基礎内容は集団で解説を行い、その後の演習で定着の度合いを確認していくと効率が良いです。
解説は最低限で、とりあえず体が覚えるまで演習って感じです。
応用問題は生徒ごとに理解度が異なるので、個別の確認が重要です。
理解度に合った適切な指導を受けることで定着度合いに差が出ます。
塾講師の力の見せ所ですね。
実際のところ、説明が上手な講師と、生徒の成績を伸ばす講師は異なる存在です。
大切なのは生徒の成績を伸ばすことです。説明のうまさはその要因の一つです。
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